ライトショアジギングのリール 15ルビアス 15ツインパワー 16ストラディックCl4+ 16セルテートHD4000H
ライトショアジギングのリール選びの参考になればと思います。
求める性能
ハイギア
ドラグ性能
巻き心地
操作性
耐久性
軽量
メンテナンス性
価格
ライトショアジギングでは速く巻けること、タフであること、遠投できること、ドラグ性能がいいことが求められると思います。速く巻ければ誘いの緩急がつけられるし、サーフではジグを傷つけずに回収しやすい。40g以上の鉛を何度も投げてしゃくり、巻いてくる、激流の中でプラグ操作、50オーバーの青物を相手にする故に弱いリールでは故障が早くなりがち。これはロッドとの兼ね合いもありますが、しゃくって巻くを繰り返すため重いと疲労がたまり回遊しているときに戦意を喪失してしまうので重量も重要なポイントです。ドラグ性能ですが魚が走ったときやかかったときにショック切れを防ぐことが求められます。負荷がかかったときにスムーズにラインが出ていくことが必要です。大型をごり寄せしなければならないシチュエーションの場合はツインパワーやセルテートクラスが強いです。
一般的には…
PE1号前後が200m巻けるものであれば1万円ちょっとのものでも十分使えます。ドラグも50オーバーをかけない限りそんなに使わないので持ってるものや安価なものから初めて不満が出てきたり釣行回数が多いなら上位機種に買い換えてもいいと思います。
ハイギアの欠点
自転車と同じでハイギアは巻き重り感が大きくなります。ゴリ寄せには普通のギアの方が向いていることは確かです。(巻き上げトルク重視のPGモデルもあり)ただ力があれば寄せるのはハイギアの方が速くなります。最も巻き上げ力が大きいのはベイトリールのようです。上位モデルほどハイギアでも軽く巻ける傾向にあります。
最近はハイギアのさらにハイギアモデルもあり、シマノはエクストラハイギア、ダイワはスーパーハイギアと呼ばれています。
リールに糸を巻く
スプールの溝が多く残ると抵抗が大きくなってラインの出が悪くなるので大抵下巻きを行います。このとき出来るだけテンションをかけて巻くようにしないと巻いたラインがふわふわしてくるので注意。テンションをかけて巻いても、ジグをキャストするとスプールが痩せますのでちょっと多いかなくらいに巻いてしまって構いません。最初のキャストは軽めにしてください。海水につけて馴染んだらフルキャストOK。これをしないとスピニングといえどもバックラッシュすることがあります。
16セルテートHD4000h
アルミモノコックボディで丈夫さを追求したヘビーデューティモデル、セルテートHD4000番。オフショアで使える糸巻量であるため1号前後を使うなら下巻きがすごい量必要。重量は400gでずっしりしている。とはいえ他のモデルより軽め。モノコックボディの高剛性、高耐久ジェラルミンギアによりアタリがつくまでしばらくかかりそう。ルビアスと比べるとかなりパワフルで重厚。ルビアスもかなりいいリールなんだけど、ルビアスと比べても粗雑さが一切ない。ドラグはスムーズに出ます。これは405gでパワーは十分です。ただ400g級のリールになると疲労感はかなり上がります。体力に自身がない人は3000番にしておきましょう。もちろんmade in japon。
ドラグにベアリング追加チューンするとさらに良い。ワラサはゴリ寄せできます。突っ込みが入ったときにラインがスムーズに出るので本当に良いドラグです。
このモデルは同レベルのシマノにも言えますが、サーフと堤防の釣りではオーバースペック気味。オフショアジギング、磯に行く人、細ラインでど遠投したい人、大型狙い、潮流が非常に速い場所での釣行が多い人向き。
弾丸ブレイドX8 1.2号200mならゴーセン1.2号175m下巻
G-SOUL X8 1.2号300mならゴーセン1.2号230m下巻
ラインローラー
ワッシャー、薄い方のマグネット、ベアリング、大きい方のカラー、ラインローラー、小さい方のカラー、ベアリング、大きい方のマグネット、ビスの順で組み込む。ベアリングはオープンな方がマグネット側。
間違えるとラインがローラーの間に挟まってpeが傷む。
ラインローラーのマグシールドは解除して使っていますが2回毎にグリスアップしたほうが良いです。ゴムパッキンがついたルビアスみたいなタイプに改造したほうがグリスが落ちにくくてよいかもしれません。今のところ改造パーツは出回っていません。
ラインローラーのベアリングのワッシャーが割れたため修理依頼したところ2Wほどで帰ってきて1000円でした。オーバーホールキャンペーンをやっていると時間がかかるらしいです。マグシールドは解除しない方が良いです。
モノコックボディは魅力的でデザインも良いが、しばらく使うと巻き心地が悪くなりギアがカリカリする(後で知ったがダイワはなじむのに時間がかかるせいかも?)、オーバースペック気味のため売却
15ルビアス3012h
巻き心地は重厚感あり遊びは一切ない。ツインパワーと比べてしまうと巻きオモリ感あり軽やかさはあまりない。しかし使い慣れることで気にならなくなるから不思議である。
ドラグは新開発ATDドラグ搭載でドラグの効き始めからスムーズにドラグが出ていく。多少ドラグの調整が甘くてもショック切れを防ぐことができそうな良いドラグである。ドラグの調整もクリック感があるため微調整しやすい。スプール内にベアリング追加可能。
ダイワのリールは重いジグをベールを起こして投げるときにベールの位置が勝手に動いてしまうことがあるが問題は起こっていない。このトラブルは大型リールに多いのか?セルテートHDでベールが反ってライン切れした覚えがある。
ツインパワーよりも安く軽量なのに重厚感のある作りでメイドインjapon、総合的に高性能であるが、4000番のラインナップは無く、耐久性に関しては未知数であり、使い込んで追記していきたいと思う。
→耐久性は何の問題もないですね。たまにラインローラーにグリスアップすれば快調に動きます。2年ぐらい使うとシュルシュル音は出てきます。できればオーバーホールを推奨。
堤防や初心者なら1.5号200mがオススメ、強化peなら30ポンドなのでライトショアジギングでは十分な引っ張り強度。サーフでは1.5号はやや太い。オールラウンドなら1号を。
ノーメンテだとやっぱりラインローラーがしゅるしゅる言うようになってきました。2ヶ月くらいしか持たない。しかしノーマルベアリングを安く交換できるので維持はとてもしやすい。200gちょっとの竿にはザイオンボディのルビアスで十二分です。250gとシマノのツインパワー4000番よりだいぶ軽い。軽量をウリにしているストラディックCI4+よりわずかに重いだけです。実用派にはコストも考えてこれをオススメします。
使用中
よつあみ1.5号200mなら1号25m程度下巻
よつあみ1号200mならゴーセン1号65m程度下巻
メーカー表記1.5号200m
15ツインパワーc3000xg
もちろん遊びはなくノーマルギアと比べてしまうと巻きはじめは巻きオモリ感を感じるが加速すればそのまま軽やかに巻ける。非常にトルクフルでこのあたりはシマノの上手いところである。
ベールを起こして巻き始めるときにラインローラーにラインが乗らずガガガとラインが滑っていくことがたまにあり、着底からしゃくりあげるときに注意が必要である。
↑これはルビアスでもおこります。スピニングの欠点か。ベールを返してからラインローラーに糸を誘導することをすべし。
逆回転できない構造になっておりラインを出すときはベールを返すかドラグを締めるしかないが、逆回転を使う状況はほとんどないため問題でない。
ツインパワーではギアの丈夫さ、全体的な剛性の確保を追求しているため耐久性やトルクは抜群であり、思わぬ大物がかかったときも安心できること、ハイギアなのに巻き心地が軽快であり、良いリールだなと自己満足しながら巻ける。ショアジギング向けとして大きくオススメできるリールである。重さはこの番種で245g。4000番になるともう少し重く290g。
喪失
メーカー表記1号220m
ストラディックCl4+ 4000HGM
ストラディックは普通のストラディックとこの軽量素材CI4+を使ったストラディックがあります。レスポンスの早さをうりにしているストラディックですがエキストラハイギアモデルなのもありちょっと巻き始めの重り感はツインパワーよりあります。パワーがない分、巻きが主体の釣りなら普通のストラディックがいいかもしれません。パワーがないぶん別の意味で流れの把握がしやすい、レスポンンスがいいという 側面も。ルビアスやツインパワーに比べて軽量な分、トルク感は落ちます。この違いは引き重りのするルアーを使うと顕著です。とはいえ実用上問題のないレベルに十分あります。むしろ軽量で楽にしゃくるならこっち。早巻きでルアーを目一杯スライドさせるタイプの使い方には向かないということです。軽量でレスポンス志向のリールということからあわせるラインはG-SOULx8の20ポンド200m。
コレを買ったのは泳がせをやってて大物がかかってツインパワーが海のモクズとなったからです。泣…あとはデザインがメチャクチャカッコ良いんですよ。
ラインローラーですが1ヶ月使ったらしゅるしゅる言うようになってきました。水洗いしてたのですが弱すぎ。中身分解してみるとギアはプラスチックも使われていてツインパワーのようにドライブギアはでかくないですね。ジギング用途で考えると数千円の違いならノーマルツインパワーの方がお買い特な気がします。しかし、このリールは軽くレスポンスが良いのでワインドとかミノー主体だとマッチします。ちなみにラインローラー一体型ベアリングは2000円もします。このリールが気に入った人はノーマルベアリング仕様に改造推奨。スプール受けはベアリング追加できますが、ドラグスプール内はベアリングを追加できません。メイドインマレーシア。235g。
使用中
サンライン0.8号200m、G-SOUL X8 20lbならゴーセン1号65m程度下巻
メーカー表記1.5号200m
15ツインパワーSW4000XG
セルテートHD4000Hはオフショア行かない私にはオーバースペックであり、強風下でバックラッシュ多発、下巻き糸量が多すぎることがバックラッシュの原因のひとつかもしれない。ドラグとパワーは気に入っていたが、やはりツインパワーに始まりツインパワーに戻りますね。
なぜSWにしたか...当初ツインパワーXDにしようと思ったのですが、SWはノーマルラインローラーで注油口ありということを今更知ったのが決定的でした。分解できない一体型ラインローラーは好きじゃないんです。
巻きだしの軽さと滑らかな回転はヴァンキッシュのローターを乗せているXDが勝ります。ベアリングはSWのほうが多く、デザインもSWのほうが好み。説明書を読んで知ったのですが、でかいSWは右ハンドルにするのにハンドルノブを交換しなければいけないらしい。説明書読まないと、ねじ穴壊す可能性があるので注意。
約350gと他の15ツインパワーよりも50gほど重いが、持ち重り感覚はない。間着心地はシルキーであり、シルキーさのためか巻上げ力が使用してきたリールの中でもっとも強いと感じられる。潮流が激しくても気にせず巻いていける。絶対的な巻上げ力はセルテートHD4000Hが勝る。
ドラグは他のリールよりもちょっとまわしただけで強さがけっこう変わるので、ファイト中は他のリールに比べて一気にドラグを閉めすぎてしまうことがあるかもしれないのでこの辺りは慣れが必要かもしれない。
ラインクリップはなし。初のラウンドノブリールなので最初違和感があったがこれも慣れの問題。1.5号を300m巻きたい人は5000番か6000番のほうが良いが、200m巻きを使う人は4000番でしょう。しかしなんだかんだでショアジギングにはツインパワーが間違いない。これは壊れるまで使い続けることになりそう。
2~3回の釣行でラインローラーの注油口からグリスを吹きつけることで安定した状態で使用し続けられます。たまにはトルクスねじを使ってばらしたほうが良いですが、簡単にメンテできるのはとても良いです。
ラインローラーのトルクスはT8、分解すると吹き付けているグリスがかなり残っていて防水機能をサポートしている様子。グリスもそこそこ落ちにくい構造で、分解はたまーにで十分そうです。部品点数が多くワッシャーも2枚のところもあったりするので、分解して組み方を間違えないように。
ライントラブルはなく、重さも苦にならないレベル。使いやすい。
使用中
G-soul X8 1.5号240m巻けます 200m巻きを使うなら少し下糸が必要
メーカー表記1.5号320m
シマノかダイワか
これは永遠のテーマですが、好みです。飛距離も両者互角です。シマノはスプールの先が斜めになってるARCスプールなのでラインが傷みにくい、ラインの出が良い。巻き心地は結構違うけど慣れの問題で、デザインで選んでも価格が似通っていればそんなに大差はありません。こだわる人はシマノの方がラインナップが多く選びやすいですが、シマノの新型ラインクリップは挟みにくいと感じました。ラインクリップ自体ほとんど使わないけど。あとシマノの方が同じ番数では小型になり、表記よりもラインが巻けない傾向にあります。ダイワのルビアスはリールを逆回転に回せます。磯竿用にも使うなら、総合性能はダイワか。同じ重さでも重心の位置で重り感は違うんですよね。ギアはシマノが強いが、ボディはダイワのザイオンがマグネシウム並の強さを持つ。しかしダイワのヘビーデューティなラインナップはオフショア向けが多く値段も張る。CI4はプラスチックより強い程度で強度が良いとは言い難い。ダイワは慣性で勝手にリールハンドルが回転しちゃうのが使いにくい。それさえなければダイワはバランスがとれててドラグがスムーズで良いです。両社ともラインローラーが弱く、メンテナンスが必要。いちばん塩をかむ部分ですしここは分解洗浄必須です。中身のメンテナンスできる人はパーツ一個一個を売ってくれるシマノの方が自己責任で自分でなおせます。
余談
ロッドでもリールでもやっぱり高いモノはイイです。大体評価は値段順になります。
マグシールドラインローラーはダイワへメンテナンスに出し、シマノの一体型ラインローラーはできる限り注油しダメになったら交換が必要。ベアリングは消耗品と割り切るべきでしょう。
結局何がオススメなのか
長く過酷な状況で使うのならツインパワーやセルテートクラスが安心。釣行回数が少ないならルビアスやストラディックなど2万円台のリールでも十分使えます。
ツインパワーSW 5000XG
ツインパワー C5000XG
セルテートSW 5000XH
セルテート LT5000D-XH
更新2021/11/14
求める性能
ハイギア
ドラグ性能
巻き心地
操作性
耐久性
軽量
メンテナンス性
価格
ライトショアジギングでは速く巻けること、タフであること、遠投できること、ドラグ性能がいいことが求められると思います。速く巻ければ誘いの緩急がつけられるし、サーフではジグを傷つけずに回収しやすい。40g以上の鉛を何度も投げてしゃくり、巻いてくる、激流の中でプラグ操作、50オーバーの青物を相手にする故に弱いリールでは故障が早くなりがち。これはロッドとの兼ね合いもありますが、しゃくって巻くを繰り返すため重いと疲労がたまり回遊しているときに戦意を喪失してしまうので重量も重要なポイントです。ドラグ性能ですが魚が走ったときやかかったときにショック切れを防ぐことが求められます。負荷がかかったときにスムーズにラインが出ていくことが必要です。大型をごり寄せしなければならないシチュエーションの場合はツインパワーやセルテートクラスが強いです。
一般的には…
PE1号前後が200m巻けるものであれば1万円ちょっとのものでも十分使えます。ドラグも50オーバーをかけない限りそんなに使わないので持ってるものや安価なものから初めて不満が出てきたり釣行回数が多いなら上位機種に買い換えてもいいと思います。
ハイギアの欠点
自転車と同じでハイギアは巻き重り感が大きくなります。ゴリ寄せには普通のギアの方が向いていることは確かです。(巻き上げトルク重視のPGモデルもあり)ただ力があれば寄せるのはハイギアの方が速くなります。最も巻き上げ力が大きいのはベイトリールのようです。上位モデルほどハイギアでも軽く巻ける傾向にあります。
最近はハイギアのさらにハイギアモデルもあり、シマノはエクストラハイギア、ダイワはスーパーハイギアと呼ばれています。
リールに糸を巻く
スプールの溝が多く残ると抵抗が大きくなってラインの出が悪くなるので大抵下巻きを行います。このとき出来るだけテンションをかけて巻くようにしないと巻いたラインがふわふわしてくるので注意。テンションをかけて巻いても、ジグをキャストするとスプールが痩せますのでちょっと多いかなくらいに巻いてしまって構いません。最初のキャストは軽めにしてください。海水につけて馴染んだらフルキャストOK。これをしないとスピニングといえどもバックラッシュすることがあります。
16セルテートHD4000h
アルミモノコックボディで丈夫さを追求したヘビーデューティモデル、セルテートHD4000番。オフショアで使える糸巻量であるため1号前後を使うなら下巻きがすごい量必要。重量は400gでずっしりしている。とはいえ他のモデルより軽め。モノコックボディの高剛性、高耐久ジェラルミンギアによりアタリがつくまでしばらくかかりそう。ルビアスと比べるとかなりパワフルで重厚。ルビアスもかなりいいリールなんだけど、ルビアスと比べても粗雑さが一切ない。ドラグはスムーズに出ます。これは405gでパワーは十分です。ただ400g級のリールになると疲労感はかなり上がります。体力に自身がない人は3000番にしておきましょう。もちろんmade in japon。
ドラグにベアリング追加チューンするとさらに良い。ワラサはゴリ寄せできます。突っ込みが入ったときにラインがスムーズに出るので本当に良いドラグです。
このモデルは同レベルのシマノにも言えますが、サーフと堤防の釣りではオーバースペック気味。オフショアジギング、磯に行く人、細ラインでど遠投したい人、大型狙い、潮流が非常に速い場所での釣行が多い人向き。
弾丸ブレイドX8 1.2号200mならゴーセン1.2号175m下巻
G-SOUL X8 1.2号300mならゴーセン1.2号230m下巻
ラインローラー
ワッシャー、薄い方のマグネット、ベアリング、大きい方のカラー、ラインローラー、小さい方のカラー、ベアリング、大きい方のマグネット、ビスの順で組み込む。ベアリングはオープンな方がマグネット側。
間違えるとラインがローラーの間に挟まってpeが傷む。
ラインローラーのマグシールドは解除して使っていますが2回毎にグリスアップしたほうが良いです。ゴムパッキンがついたルビアスみたいなタイプに改造したほうがグリスが落ちにくくてよいかもしれません。今のところ改造パーツは出回っていません。
ラインローラーのベアリングのワッシャーが割れたため修理依頼したところ2Wほどで帰ってきて1000円でした。オーバーホールキャンペーンをやっていると時間がかかるらしいです。マグシールドは解除しない方が良いです。
モノコックボディは魅力的でデザインも良いが、しばらく使うと巻き心地が悪くなりギアがカリカリする(後で知ったがダイワはなじむのに時間がかかるせいかも?)、オーバースペック気味のため売却
15ルビアス3012h
巻き心地は重厚感あり遊びは一切ない。ツインパワーと比べてしまうと巻きオモリ感あり軽やかさはあまりない。しかし使い慣れることで気にならなくなるから不思議である。
ドラグは新開発ATDドラグ搭載でドラグの効き始めからスムーズにドラグが出ていく。多少ドラグの調整が甘くてもショック切れを防ぐことができそうな良いドラグである。ドラグの調整もクリック感があるため微調整しやすい。スプール内にベアリング追加可能。
ダイワのリールは重いジグをベールを起こして投げるときにベールの位置が勝手に動いてしまうことがあるが問題は起こっていない。このトラブルは大型リールに多いのか?セルテートHDでベールが反ってライン切れした覚えがある。
ツインパワーよりも安く軽量なのに重厚感のある作りでメイドインjapon、総合的に高性能であるが、4000番のラインナップは無く、耐久性に関しては未知数であり、使い込んで追記していきたいと思う。
→耐久性は何の問題もないですね。たまにラインローラーにグリスアップすれば快調に動きます。2年ぐらい使うとシュルシュル音は出てきます。できればオーバーホールを推奨。
堤防や初心者なら1.5号200mがオススメ、強化peなら30ポンドなのでライトショアジギングでは十分な引っ張り強度。サーフでは1.5号はやや太い。オールラウンドなら1号を。
ノーメンテだとやっぱりラインローラーがしゅるしゅる言うようになってきました。2ヶ月くらいしか持たない。しかしノーマルベアリングを安く交換できるので維持はとてもしやすい。200gちょっとの竿にはザイオンボディのルビアスで十二分です。250gとシマノのツインパワー4000番よりだいぶ軽い。軽量をウリにしているストラディックCI4+よりわずかに重いだけです。実用派にはコストも考えてこれをオススメします。
使用中
よつあみ1.5号200mなら1号25m程度下巻
よつあみ1号200mならゴーセン1号65m程度下巻
メーカー表記1.5号200m
15ツインパワーc3000xg
もちろん遊びはなくノーマルギアと比べてしまうと巻きはじめは巻きオモリ感を感じるが加速すればそのまま軽やかに巻ける。非常にトルクフルでこのあたりはシマノの上手いところである。
ベールを起こして巻き始めるときにラインローラーにラインが乗らずガガガとラインが滑っていくことがたまにあり、着底からしゃくりあげるときに注意が必要である。
↑これはルビアスでもおこります。スピニングの欠点か。ベールを返してからラインローラーに糸を誘導することをすべし。
逆回転できない構造になっておりラインを出すときはベールを返すかドラグを締めるしかないが、逆回転を使う状況はほとんどないため問題でない。
ツインパワーではギアの丈夫さ、全体的な剛性の確保を追求しているため耐久性やトルクは抜群であり、思わぬ大物がかかったときも安心できること、ハイギアなのに巻き心地が軽快であり、良いリールだなと自己満足しながら巻ける。ショアジギング向けとして大きくオススメできるリールである。重さはこの番種で245g。4000番になるともう少し重く290g。
喪失
メーカー表記1号220m
ストラディックCl4+ 4000HGM
ストラディックは普通のストラディックとこの軽量素材CI4+を使ったストラディックがあります。レスポンスの早さをうりにしているストラディックですがエキストラハイギアモデルなのもありちょっと巻き始めの重り感はツインパワーよりあります。パワーがない分、巻きが主体の釣りなら普通のストラディックがいいかもしれません。パワーがないぶん別の意味で流れの把握がしやすい、レスポンンスがいいという 側面も。ルビアスやツインパワーに比べて軽量な分、トルク感は落ちます。この違いは引き重りのするルアーを使うと顕著です。とはいえ実用上問題のないレベルに十分あります。むしろ軽量で楽にしゃくるならこっち。早巻きでルアーを目一杯スライドさせるタイプの使い方には向かないということです。軽量でレスポンス志向のリールということからあわせるラインはG-SOULx8の20ポンド200m。
コレを買ったのは泳がせをやってて大物がかかってツインパワーが海のモクズとなったからです。泣…あとはデザインがメチャクチャカッコ良いんですよ。
ラインローラーですが1ヶ月使ったらしゅるしゅる言うようになってきました。水洗いしてたのですが弱すぎ。中身分解してみるとギアはプラスチックも使われていてツインパワーのようにドライブギアはでかくないですね。ジギング用途で考えると数千円の違いならノーマルツインパワーの方がお買い特な気がします。しかし、このリールは軽くレスポンスが良いのでワインドとかミノー主体だとマッチします。ちなみにラインローラー一体型ベアリングは2000円もします。このリールが気に入った人はノーマルベアリング仕様に改造推奨。スプール受けはベアリング追加できますが、ドラグスプール内はベアリングを追加できません。メイドインマレーシア。235g。
使用中
サンライン0.8号200m、G-SOUL X8 20lbならゴーセン1号65m程度下巻
メーカー表記1.5号200m
15ツインパワーSW4000XG
セルテートHD4000Hはオフショア行かない私にはオーバースペックであり、強風下でバックラッシュ多発、下巻き糸量が多すぎることがバックラッシュの原因のひとつかもしれない。ドラグとパワーは気に入っていたが、やはりツインパワーに始まりツインパワーに戻りますね。
なぜSWにしたか...当初ツインパワーXDにしようと思ったのですが、SWはノーマルラインローラーで注油口ありということを今更知ったのが決定的でした。分解できない一体型ラインローラーは好きじゃないんです。
巻きだしの軽さと滑らかな回転はヴァンキッシュのローターを乗せているXDが勝ります。ベアリングはSWのほうが多く、デザインもSWのほうが好み。説明書を読んで知ったのですが、でかいSWは右ハンドルにするのにハンドルノブを交換しなければいけないらしい。説明書読まないと、ねじ穴壊す可能性があるので注意。
約350gと他の15ツインパワーよりも50gほど重いが、持ち重り感覚はない。間着心地はシルキーであり、シルキーさのためか巻上げ力が使用してきたリールの中でもっとも強いと感じられる。潮流が激しくても気にせず巻いていける。絶対的な巻上げ力はセルテートHD4000Hが勝る。
ドラグは他のリールよりもちょっとまわしただけで強さがけっこう変わるので、ファイト中は他のリールに比べて一気にドラグを閉めすぎてしまうことがあるかもしれないのでこの辺りは慣れが必要かもしれない。
ラインクリップはなし。初のラウンドノブリールなので最初違和感があったがこれも慣れの問題。1.5号を300m巻きたい人は5000番か6000番のほうが良いが、200m巻きを使う人は4000番でしょう。しかしなんだかんだでショアジギングにはツインパワーが間違いない。これは壊れるまで使い続けることになりそう。
2~3回の釣行でラインローラーの注油口からグリスを吹きつけることで安定した状態で使用し続けられます。たまにはトルクスねじを使ってばらしたほうが良いですが、簡単にメンテできるのはとても良いです。
ラインローラーのトルクスはT8、分解すると吹き付けているグリスがかなり残っていて防水機能をサポートしている様子。グリスもそこそこ落ちにくい構造で、分解はたまーにで十分そうです。部品点数が多くワッシャーも2枚のところもあったりするので、分解して組み方を間違えないように。
ライントラブルはなく、重さも苦にならないレベル。使いやすい。
使用中
G-soul X8 1.5号240m巻けます 200m巻きを使うなら少し下糸が必要
メーカー表記1.5号320m
シマノかダイワか
これは永遠のテーマですが、好みです。飛距離も両者互角です。シマノはスプールの先が斜めになってるARCスプールなのでラインが傷みにくい、ラインの出が良い。巻き心地は結構違うけど慣れの問題で、デザインで選んでも価格が似通っていればそんなに大差はありません。こだわる人はシマノの方がラインナップが多く選びやすいですが、シマノの新型ラインクリップは挟みにくいと感じました。ラインクリップ自体ほとんど使わないけど。あとシマノの方が同じ番数では小型になり、表記よりもラインが巻けない傾向にあります。ダイワのルビアスはリールを逆回転に回せます。磯竿用にも使うなら、総合性能はダイワか。同じ重さでも重心の位置で重り感は違うんですよね。ギアはシマノが強いが、ボディはダイワのザイオンがマグネシウム並の強さを持つ。しかしダイワのヘビーデューティなラインナップはオフショア向けが多く値段も張る。CI4はプラスチックより強い程度で強度が良いとは言い難い。ダイワは慣性で勝手にリールハンドルが回転しちゃうのが使いにくい。それさえなければダイワはバランスがとれててドラグがスムーズで良いです。両社ともラインローラーが弱く、メンテナンスが必要。いちばん塩をかむ部分ですしここは分解洗浄必須です。中身のメンテナンスできる人はパーツ一個一個を売ってくれるシマノの方が自己責任で自分でなおせます。
余談
ロッドでもリールでもやっぱり高いモノはイイです。大体評価は値段順になります。
マグシールドラインローラーはダイワへメンテナンスに出し、シマノの一体型ラインローラーはできる限り注油しダメになったら交換が必要。ベアリングは消耗品と割り切るべきでしょう。
結局何がオススメなのか
長く過酷な状況で使うのならツインパワーやセルテートクラスが安心。釣行回数が少ないならルビアスやストラディックなど2万円台のリールでも十分使えます。
ツインパワーSW 5000XG
ツインパワー C5000XG
セルテートSW 5000XH
セルテート LT5000D-XH
更新2021/11/14
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